カンサスはアメリカ出身のプログレッシブ・ハードロックバンドです。メンバーチェンジを繰り返しながら今なお現役のバンドです。
1976年に発表した「Carry On Wayward Son(伝承)」がシングルヒットして同曲が収録されたアルバム『Leftoverture(永遠の序曲)』は400万枚を売り上げる大ヒットとなりました。
「Carry On Wayward Son」はメロディアス、ロックンロール、クラシック、ハーモニー、カントリーの要素がつまった壮大な楽曲です。熱く、泥臭く、構成もドラマティックな展開です。
歌詞は若き自分にエールを送る、困難を乗り越える、麻薬中毒から立ち直る、立ち向かえ、生き抜け、とにかく前に進めといった熱い内容になってます。邦題の伝承は恐らく、曲名(Carry On Wayward Son)の情報だけで付けたタイトルだと思われます。
ケリー・リヴグレン「自分のことをWayward sonだと思っていた。目の前にある真実から目を背けていたからね。今ももがき苦しんでるよ。」
Carry on Wayward Son/Kansas 歌詞和訳と意味
[Chorus]
Carry on, my wayward son
前に進め、強情な若者よ
There’ll be peace when you are done
成し遂げたときに見える景色がある
Lay your weary head to rest
今はゆっくり休むといい
Don’t you cry no more
もう泣くんじゃない
my wayward son:放浪息子
若き日の自分にエールを送ってます。
[Verse 1]
Once I rose above the noise and confusion
俺はかつて雑音と混乱を乗り越えた
Just to get a glimpse beyond this illusion
幻想の向こう側を覗いてみようと
I was soaring ever higher
高く飛んだはいいが
But I flew too high
思ったより高く飛びすぎたのさ
Though my eyes could see
景色がよく見えるって言うけど
I still was a blind man
その時はよく分からなかったよ
Though my mind could think
よく考えるべきだったね
I still was a mad man
その時の俺は正気じゃなかったんだ
I hear the voices when I’m dreaming
夢を見るとあの声がする
I can hear them say
こう聞こえるのさ
ドラッグに溺れたとも解釈できます。
[Chorus]
Carry on, my wayward son
前に進め、強情な若者よ
There’ll be peace when you are done
成し遂げたときに見える景色がある
Lay your weary head to rest
今はゆっくり休むといい
Don’t you cry no more
もう泣くんじゃない
[Verse 2]
Masquerading as a man with a reason
良識ある大人のふりをしても
My charade is the event of the season
そんなのは見せかけの自分に過ぎない
And if I claim to be a wise man, well
それが賢い人間だとしたら
It surely means that I don’t know
そいつは何にも分かっちゃいないということだ
On a stormy sea of moving emotion
嵐の海のように情緒不安定で
Tossed about I’m like a ship on the ocean
海にポツリと浮かぶ船のように俺を弄ぶ
I set a course for winds of fortune
運命を風の向くままに任せてみると
But I hear the voices say
またあの声が聞こえるのさ
[Chorus]
Carry on, my wayward son
前に進め、強情な若者よ
There’ll be peace when you are done
成し遂げたときに見える景色がある
Lay your weary head to rest
今はゆっくり休むといい
Don’t you cry no more, no
もう泣くんじゃない
[Bridge]
Carry on, you will always remember
前に進め、絶対に忘れるな
Carry on, nothing equals the splendor
生き抜け、人生の輝きに匹敵するものは他にない
Now your life’s no longer empty
お前の人生はからっぽじゃない
But surely heaven waits for you
天国がきっとお前を待ってる
作者のケリー・リヴグレンは「確かに天国が待ってるという最後は奇妙だな」と語ってます。
[Chorus]
Carry on, my wayward son
前に進め、強情な若者よ
There’ll be peace when you are done
成し遂げたときに見える景色がある
Lay your weary head to rest
今はゆっくり休むといい
Don’t you cry, don’t you cry no more
泣くな、もう泣くんじゃない
| 曲名 | Carry on Wayward Son (邦題:伝承) |
| アーティスト名 | Kansas (カンサス) |
| 収録アルバム | Leftoverture |
| リリース日 | 1976年 11月19日(シングル) 1976年 10月21日(アルバム) |
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