Being For The Benefit Of Mr. Kite!/The Beatles 歌詞和訳と意味
[Verse 1]
For the benefit of Mr. Kite
ミスター・カイトによる
There will be a show tonight on trampoline
トランポリンショーが今夜開催されます
The Hendersons will all be there
ヘンダーソン一家も出演します
Late of Pablo Fanque’s Fair, what a scene
最近までパブロ・ファンクのサーカスに出てました
Over men and horses hoops and garters
人や馬、フープやガーター超えて
Lastly through a hogshead of real fire
最後は本物の火がついたボッグスヘッドを飛び越えます
In his way Mr. K. will challenge the world
こうしてミスターKは世界に挑む!
[Verse 2]
The celebrated Mr. K
有名なミスターK
Performs his feat on Saturday at Bishopsgate
土曜日にビショップスゲートでアクロバットを披露します
The Hendersons will dance and sing
例のヘンダーソン一家も踊って歌います
As Mr. Kite flies through the ring don’t be late
ミスター・カイトがリングを飛び越えます、お見逃しなく
Messrs. K. and H. assure the public
ミスターKとミスターHは皆様に満足を保証します
Their production will be second to none
彼らのショーはここでしか見られません
And of course Henry The Horse dances the waltz
もちろん馬のヘンリーはワルツを踊る!
[Verse 3]
The band begins at ten to six
バンド演奏は6時10分からです
When Mr. K. performs his tricks without a sound
ミスターKのパフォーマンスは静寂の中で行われます
And Mr. H. will demonstrate
そしてミスターHのデモンストレーション
Ten somersets he’ll undertake on solid ground
固い地面の上で10回の宙返り
Having been some days in preparation
準備期間を経て
A splendid time is guaranteed for all
最高の時間を皆様に約束します
And tonight Mr. Kite is topping the bill
今夜の主役はミスター・カイト!
曲名 | Being For The Benefit Of Mr. Kite! (ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト) |
アーティスト名 | The Beatles (ザ・ビートルズ) |
収録アルバム | Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band |
リリース日 | 1967年 5月26日(アルバム) |
Being For The Benefit Of Mr. Kite!/The Beatles 解説
「Being For The Benefit Of Mr. Kite!」はリバプールのロックバンド、ザ・ビートルズが1967年に発表した楽曲です。ジョンの作品です。この曲はサージェントペパーズのコンセプトに合ってますね。
「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー/ペニー・レイン」のMV撮影中に訪れたアンティーク・ショップの古いポスター(1843年)が題材です。ジョンは即座に購入して自宅に飾りました。
馬の名前がヘンリーじゃない以外はすべてポスターのままみたいですね。当時、ヘンリーがヘロインのことだとか散々言われましたが、まだその時のジョンはヘロインを見たこともなかったようです。
ちなみにジョンが日本公演の際、お忍びで購入した福助はサージェントペパーズのジャケットに登場します。ジョンはアンティーク・ショップ好きなんですね。
サウンドに関してはカラフルでサーカスな感じをジョンは求めました。
①スチームオルガンが録音されたレコードから2~3秒のテープコピーを作る
②空中に放り投げる
③拾ってランダムに繋ぎ合わせ、逆回転で再生
④万華鏡サウンドの完成
これでポップミュージックが成立するんだから凄い!ジョージ・マーティンの功績なのかな。ポールの躍動するベースラインとリンゴの安定感あるドラムも地味に素晴らしいです。