「Paint It Black」は、ローリング・ストーンズが1966年にリリースした楽曲です。アルバム『Aftermath』のアメリカ盤ではオープニングを飾っています。
シタールを大胆に取り入れたサウンドがかなり印象的で、不気味なくらい空気感が独特です。当時は私は生まれていなかったので想像するしかできないですが、ビートルズをはじめ実験的なサウンドに挑戦する動きがあったんですかね。
タイトル通り、“すべてを黒く塗りつぶしたい”という喪失感や絶望感を描いた本曲。それでは和訳を見ていきましょう。
Paint It Black/The Rolling Stones 歌詞和訳と意味
[Verse 1]
I see a red door and I want it painted black
赤い扉なんて黒く塗ってしまいたい
No colours anymore, I want them to turn black
他の色なんていらねえ 全部黒くなればいいんだ
I see the girls walk by dressed in their summer clothes
夏服を着た女の子達が歩いてる
I have to turn my head until my darkness goes
立ち直るまでは あんなもの見る気分じゃねえよ
[Verse 2]
I see a line of cars and they’re all painted black
黒塗りの車が列をなしてるのが見える
With flowers and my love, both never to come back
花と一緒に俺の大切な人がアレに乗って 二度と戻らねえ
I see people turn their heads and quickly look away
みんな顔を向けたと思ったらすぐに目を逸らしてる
Like a newborn baby, it just happens every day
あいつらまるで赤ん坊みたいだよ いつものことだけどさ
[Verse 3]
I look inside myself and see my heart is black
自分の中を覗いてみれば 見つかるのは真っ黒なハート
I see my red door, I must have it painted black
俺の赤い扉も黒く塗っちまおう
Maybe then I’ll fade away and not have to face the facts
俺が消えたほうが 現実を見なくてすむかもな
It’s not easy facing up when your whole world is black
目に映る世界が真っ黒だと顔を上げるのもつらいぜ
[Verse 4]
No more will my green sea go turn a deeper blue
俺の緑の海も群青には もう戻らねえ
I could not foresee this thing happening to you
君にこんな事が起こるなんて思ってもみなかったよ
If I look hard enough into the setting sun
日が沈むのをじっと見つめていれば
My love will laugh with me before the morning comes
朝が来る前に愛しい君が一緒に笑ってくれるんだろうな
[Verse 1]
I see a red door and I want it painted black
赤い扉なんて黒く塗っちまえよ
No colours anymore, I want them to turn black
他の色なんていらねえ 全部黒くなればいいんだ
I see the girls walk by dressed in their summer clothes
夏服を着た女の子達が歩いてる
I have to turn my head until my darkness goes
立ち直るまでは あんなもの見る気分じゃねえよ
[Outro]
I wanna see your face, painted black
君の黒くなった顔がみたい
Black as night, black as coal
夜みたいに 炭みたいに黒い顔を
I wanna see the sun blotted out from the sky
空高く浮かんでる 太陽なんか見たくねえ
I wanna see it painted, painted, painted, painted black
全部 全部黒く塗りつぶされればいいんだ
Paint It Black/The Rolling Stones 解説
「Paint It Black」は、ミック・ジャガーとキース・リチャーズによる楽曲ですが、印象的なシタールのフレーズはブライアン・ジョーンズの即興演奏から生まれたそうです。ブライアンは当時ギター以外の楽器にもかなり興味を持っていて、インド音楽にも影響を受けていました。
本曲は全米Billboard Hot100と全英チャートの両方で1位を獲得し、しかも“シタールをフィーチャーした初の全米No.1楽曲”とも言われています。ちなみに最初は「Paint It, Black」とコンマ入りで発売されていたんですが、これは単なる印刷ミスだったらしいです。
1966年ってこんな暗くて重たい曲でも売れるいい土壌だったんですね。令和の今なら、このテイストで攻めた曲がチャートインすることはないと思います。60年代は素晴らしいです。
| 曲名 | Paint It Black (邦題:黒くぬれ!) |
| アーティスト名 | The Rolling Stones (ローリング・ストーンズ) |
| 収録アルバム | Aftermath |
| リリース日 | 1966年 5月7日(シングル) 1966年 4月15日(アルバム) |
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